[独自]右派政権構想、難航か
勢力再興を目指す保守勢力。選挙協力といった政局面での連携は未だ不十分だが、政策面での協力は模索されており統一政策を立案する動きが進んでいるようだ。
安倍晋次氏(自保)が主催する「保守政策研究会」において憲法草案が立案されている。現実の日本国憲法をベースに、天皇制の復古、自衛隊の国軍化といった保守要素を加えたものであるが、とある条項を巡って議論が紛糾している。
それは憲法99条第2項、いわゆる「武装権条項」である。同条項は米国憲法の修正第2条をベースにしたものであり、抵抗権の実質的保障がその内容である。
この条項に対しては安倍氏、禪院律子・衆議院議員を中心に廃止すべきとの意見が強くでている。これに反発したのがなめこ・衆議院議員(統一)である。統一労働自由党は現政権の与党ではあるものの、党内の何人かの保守派が個人として同研究会に参加している。改憲案についてもなめこ氏が中心となって起草をしていた。
統一労働自由党は武装権の擁護を中心政策の一つに掲げており、この面で妥協する見込みは薄い。その一方で前述した安倍氏も「とにかく武装権について単純に認めるというつもりはない」と非妥協的な姿勢を見せている。
統一労働自由党の幹部は「武装権については左派政党の方が遥かに理解があった。」と困惑した姿勢を示し、「このまま改憲案がお釈迦ポンになれば、連立構想そのものの意義が薄れてくる。」との見方を示した。(帝都新聞)
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